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思うままに


by abdulmajid0922
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ポプラと森広 の巻

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アメリカヤマナラシ(山鳴らし)

ポプラ(ヤナギ科・ハコヤナギ属)
和名:セイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)

原産地:不明、ヨーロッパ・クリミア・ヒマラヤとも

花言葉「勇気・度胸・哀歌...」

細長い幼虫のような
花序はネコ柳の花序とよく似ています。

花が終わりますと風に乗り綿毛の付いた種子を飛ばします。

画像:ポプラの綿毛です。


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6月6日から14日間連続の鬱陶しい梅雨のような天気が続きます。
1956年と並ぶ記録です。とテレビでしきりに報じています。
それでも、
札幌市内には毎年のように、
北海道神宮例大祭が終わりますと
打ち合わせをしたように、
ポプラの綿毛が空中を舞います。
ちょうど人間に迷惑な高さで飛んでいます。

胴ぶき(幹ぶき)のポプラの若葉
ポプラの天と地 夫婦のようです。

画像:北海道知事公館西門内の左右です。

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北海道大学 ポプラ並木の樹は
有島武郎と同期生の
森広
(明治34年 札幌農学校卒業・第19期生)が
アメリカ留学を終えて帰国の際にポプラの苗木を持ち帰りました。
1903年 明治36年に植えたものが始まりです。

[明治33年 には
新渡戸稲造(札幌農学校 第2期生)「武士道」をアメリカで出版しています。]


森広の父:
明治14年 第2代 札幌農学校の校長
森源三(旧越後長岡藩士・佐幕派)

明治25年頃に桑園は分譲されます。
後に現北海道知事公館の敷地を購入し、私邸を建設しました。
森源三氏、自ら養蚕業を営みます。

その息子である
森広は有島武郎作品
1919年 大正8年
小説「或る女」の登場人物、
木村貞一のモデルです。
映画では森雅之も出演しています。
木村役は船越英二です。

札幌独立キリスト教会
(内村鑑三(札幌農学校 第2期生)らにより創設。
現在地:札幌市中央区大通西22丁目)
森広は教会の
日曜学校長を務め、その後
アメリカへ留学しました。そして
ポプラの苗木を持って帰国されたのです。

画像:札幌市資料館内
遠友夜学校記念室より。
後列右側が森広です。
写真中央の仲良し2名は、
白皙の美男子・有島武郎と生涯の友・森本厚吉です。
by abdulmajid0922 | 2014-06-20 09:26 | Comments(0)