アカエゾマツ の巻
2015年 03月 06日
アカエゾマツ(赤蝦夷松)
マツ科・トウヒ属
学名:Picea glehnii
英名:Sakhalin spruce
=サハリンのトウヒ
原産地:日本・サハリン
アカエゾマツ及びエゾマツは
昭和41年 道民の投票で
「北海道の木」に選定されました。
トドマツと並び北海道を代表する針葉樹です。
樹高約40m
直径約1.5mにもなります。
北海道の大雪山系の旭岳の原生林では日本離れした北方針葉樹林の
景観を見せています。
(朝日百科 植物の世界11より)
画像:
円山公園にて
名前が示すように幹は「赤い」のです。
この樹の太さは25cmほどあります。
アカエゾマツは
建築材、家具のみならず
弦楽器の表面材やピアノの弦の下の響板にも使用されています。
画像:北海道立近代美術館前庭にて
たくさんの球果が垂れ下がる
2月のアカエゾマツです。
球果の長さは6cmあります。
葉の長さは16mmほどです
石山通りに面しているホテルの
シンボルツリーにはイルミネーションを施しています。
ドイツトウヒに勝る美しい樹形です。
北海道庁旧本庁舎
「赤れんが庁舎」を囲んで、
護衛隊を配いするように四隅には
アカエゾマツを植栽しています。
約半年の長い冬の北海道には無くてはならない常緑針葉樹です。
この緑により雪国で暮らす人々は
どれほどの安らぎを与えられているのか計り知れないのです。
いかに人間は環境に、
天然自然の力によって
生かされているのかを痛感させられます。
三月の雪をかぶった美形の
アカエゾマツです。
雪国ならではのこのような美しい樹木を眺められることは大変幸せです。
画像:札幌医科大学遊歩道にて。