思うままに


by abdulmajid0922
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近藤博重 著 『世界の街角の ふくろう 工芸品と装飾品』読後感 の巻

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ウィーン自然史博物館でハプスブルグ家のコレクションの中から見つけたふくろうが著者の目を釘付けにした。

兄思いの弟、著者が三十七歳からふくろうを意識して、蒐集した膨大な数の写真集。

この本は、ふくろうのデザイナーへのプレゼンになること間違いなしです。

ふくろうの意味するところは、賢者のしるし。

増殖するふくろうを見据え世界を睥睨し、皇帝を夢みる著者は、自らの強い意志で日常的なストレスを解放していたのではないか。

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ページをめくるうち次第に著者のふくろうへの執着、気迫が伝わり魔界に引き込まれる怖さを感じ、本を閉じました。
なぜかというと、
北海道立近代美術館の向かいに、カエルのフィギュアの蒐集家が経営する喫茶店があります。

卍巴に数え切れないほどのカエルを展示して、備品には昔見た入院患者が病室で使用していた透明なガラス製の吸い飲みがいくつも目に付きます。

頭に浮かぶは鏡花の高野聖。

あまつさえ
商品を作る人、運ぶ人、皆女性です。

笑顔のない黒髪の長い六条御息所がもってきた珈琲は果たして口にしていいのか。

彼女の生き霊と全身カエルとにまみれて死にはしないか。

悪夢を見るような店なので、そこへは生涯二度と足を踏み入れないと心したことを思い出したからです。

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私のマニアック読本③『世界の街角のふくろう工芸品と装飾品』
TAKE FREE で会場に観覧者のためにご用意して下さった記念の本です。

ありがとうございます!

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近藤博重 筆
《牛豚君、溺愛されるも限りあり》
油彩/カンヴァス 50号


第17回 札幌医科大学美術部
イリス会OBと仲間展
さいとうギャラリー
2017年7月4日〜7月9日


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by abdulmajid0922 | 2017-07-09 10:41 | Comments(0)