思うままに


by abdulmajid0922
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

『海賊とよばれた男』読後感 の巻



e0322201_10085814.jpg

安政六年(1859年) アメリカでは、ペンシルヴァニア州で本格的な石油採掘が行われた。

それにより「鯨油」を燃やしてランプを灯していた時代から「灯油」を燃やしてランプを灯すというアメリカ人の暮らしが変わったことが本書で描かれており、「鯨油」という言葉から昔の昔に読んだハーマン・メルヴィル著『白鯨』(1852年)を思い出し、痛快な気持ちで読み進むことができました。

e0322201_10092482.jpg
鐡造は腹をくくって「四千万円」と言った。

〈読書は、ここでページをめくります

次のページの第一行

読者にえっと言わせるこの技法は、
著者の捧腹絶倒作品 『幸福な生活』で一度味わいましたので、尚更滑稽でした。〉

e0322201_10103461.jpg
《日章丸》
日章丸はインド洋からアラビア海に向けて北上していた。

鐡造の檄文を読み終えた後、新田船長に
大塚一等航海士が言った。

「船長、一言、申し上げたいことがあります」
という下りがあります。

一等航海士が船長にはっきり物申す姿勢はハーマン・メルヴィル著『白鯨』に登場するスターバック一等航海士をふと思い出した。


トランプ大統領はイランへさらに制裁をかけるとTVニュースが報道する今日です。

本書はイランとアメリカとの不仲の原因がはっきり描かれており、
イランがなぜ日本に好意的なのか、よくわかり、とても勉強になりました。


ただの痛快娯楽小説じゃないことに感動し、インターネットで仙厓《双鶴画賛》を凝視し、ほのぼのと幸せな気持ちに浸っております。



[PR]
by abdulmajid0922 | 2017-10-19 10:07 | Comments(0)