幸治先生の絵 の巻
2014年 06月 07日
*幸治先生の作品「ヨサコイ」
キャンバスに収めきれない、
抑えることができない
青春男子の躍動です。
画家は作品を制作中、往時が蘇り
「身心、新鮮な時代ってのは〜ing、俺は今でも、ちっとも変わらないぜ」と若者の雄姿を
ご自分に投影されて仕上げられたと外来患者は空想するのであります。
若者を描くことにより、自然に
若い力を頂戴することができるのです。
若さの快味を忘れることはありませんから、彼らの世代に戻ることができるのです。
脳内報酬系が活性化されると共に、
医学生時代の仲間を思い出しながら.....。
ですから、ing(現在進行形)なのです。
札幌市では、
1992年 平成4年に北海道大学の
学生の企画・発案により、
市内の大学生が中心に参加して
開催されて以来、
「YOSAKOIソーラン祭り」が毎年6月に開催されています。
これによって更に、高知市の本家本元
1954年 第一回という歴史ある
「よさこい祭り」が全国バージョンになりました。
2014年 第23回 YOSAKOIソーラン祭り
6月4日〜8日迄 開催中です。
*幸治先生の作品「風の盆」
八重咲きのバラの花の咲き方を
ロゼット状と言います。
花は外側の大きな花弁から枯れ、
中心部の小さな花弁が徐々に成長して参ります。
花弁の世界にも、自分の力が及ばない宿命があるのです。生きとし生けるもの
況や人の世界の「生老病死」をや。
「風の盆」には、
悲しいほどに美しい人間の生死が見事に秘められております。
外来患者はこの作品を観入っては涙が出てきます。
でも平気なのです。都合良く、
展示されておりますところは眼科の待合席近くです。
美術鑑賞の醍醐味は批評家がそうするように、勝ってな事を申すことでありまする。
2ヶ月に一度の外来患者は
幸治先生の絵をじーっと拝見して
程よくセロトニンが分泌されていると自己診断しております。
お陰様で有難く愛でております。
幸治先生有難うございます。
「風の盆」は富山県富山市のお祭りです。
嘗て札幌の夏、実際に見物をすることができる機会がありました。
女性たちの顔を見せずに通りを踊り歩く姿はお人形を並べたような大変美しい行列でした。
画像:札幌医科大学附属病院
病気とは無縁の子供達の大きな歓声が観覧者の心に響き渡ります。
《つな引き》
約95cm×265cmの作品です。
設置場所 ; 札幌医科大学附属病院
《鷹岡小学校前の桜》
額100×132.5cm
青地をつくり、その上に色をのせて仕上げられたようです。
無地に見える背景や花の周りには青色を残すことにより見せ所である桜花は引き締まり立体感を生み出しています。
一面に散った花弁の儚い美しさと
それには全く無頓着な児童らとの対比が愉快です。
《函館》
21cm×26cm
函館の名所 八幡坂から函館山を望むアングルです。
函館湾に浮かぶ「摩周丸」が描かれています。
絵本のページをめくって現れたような作品でたいへん親しみが湧きます。
即興で物語が生まれそうです。
設置:札幌医科大学附属病院
2016年 06/05