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廓然無聖 の巻

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棟方志功 作品 リトグラフ
「廓然無涯はまなす妃図」
肉筆原画名「はまなす妃図」
1970年頃制作。

円窓に描く
優しい目をされた菩薩像です。
絵の下部には筆文字で
「廓然無涯」(かくねんむがい)と書かれています。

廓然---雲ひとつない澄み切った空
心が晴れ渡り、わだかまりのない様

無涯---無限・果てしの無いこと

「限りなく心が広く澄み渡った心境」です。

画像:やっと長い冬を越した
五月の終わりの札幌上空です。
大地には初夏の日盛りの陽を受けてありとあらゆる花々が一斉に
咲き誇っています。

北国の青い空を見てふと、この作品を
思い出しました。

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『廓然無聖(かくねんむしょう)』
と言う
禅宗の達磨大師のお言葉があります。

廓然---晴れやか・爽やかな境地、
そこには迷い・煩悩・悟りが無い。
無聖---仏・聖の差別の無いこと、
聖人と凡夫の区別は無いということ。
相対観の無い絶対平等


画像:梅雨どきの東日本上空です。

雲と雲の隙間を飛行しています。
穏やかに見えますが、目まぐるしい変化をする雲の中。

人の心は穏やかに見えますが、
目まぐるしい変化をするのです。
激流のようにとどまることはありません。
唯識論は語れませんが、
人間は恐ろしいです。

一瞬でも、穏やかさを感ずる時があれば、その日は幸福な一日だったとなります。

人の生は、
複雑と単純が表裏一体なのです。
by abdulmajid0922 | 2014-06-12 09:19 | Comments(0)