思うままに


by abdulmajid0922
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

ポール・セザンヌ《帽子をかぶった自画像》の巻

ほぼ縦二等分し、左半分以上を占めて自画像を配置した大胆な構図が印象的です。

画面左上角から頬ひげの線、顎ひげの白い境目から斜め右下角に流れる一本の線が通っているので全体の安定感と美しさ、さらに像主の重量感を生み出しています。
e0322201_12272368.jpg
Paul CÉZANNE (1839-1906)
"Self-Portrait with a Hat" 1890-94
oil on canvas  
61.2×50.1cm
Bridgestone Museum of Art,
Ishibashi Foundation 


1921年大正10年3月5日-13日の事、
白樺美術館第一回展覧会(東京 京橋の星製薬画廊)にて日本初公開されたセザンヌの作品です。


セザンヌの死の翌年1907年、パリで開催された回顧展を観て感銘を受けた有島生馬は、
文芸誌『白樺』に『画家ポール・セザンヌ』を連載し初めてセザンヌの名を日本人に知らしめたのです。


*セザンヌの初めての個展で紹介された自画像の中の一枚です。

1920年に日本人の訪問者により購入されました。
(Google Arts and Culture)

e0322201_12272519.jpg
黒い線で明確に縁取られた上着のベージュ色の部分は塗り残しです。

e0322201_12272676.jpg
ベージュ色の部分に近づいて目を凝らして見ると、製作途中のような塗り残しです。

砥の粉を塗ったような色です。

e0322201_12272989.jpg
『ブリジストン美術館展
石橋財団コレクションの精華』展

北海道立近代美術館〜6/24.2018


[PR]
by abdulmajid0922 | 2018-06-03 12:26 | Comments(0)