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2014年 01月 19日 ( 1 )

森鷗外 「雁」の巻

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「雁」の壱(いち)

古い記である。僕は偶然それが明治十三年の出来事だと云うことを記憶している。----その頃僕は東京大学の鉄門の真向かいにあった、上条と云う下宿屋に、
この話の主人公と壁一つ隔てた隣同士になって住んでいたからである。
画像;3 無縁坂を上って行くと、2006年に再建された鉄門が有ります。中に入りますと病院だらけです。

「雁」の弐拾弐(にじゅうに)で、漸く登場する雁。不忍の池にはオナガガモ、キンクロハジロ、ユリカモメ等がシベリア方面から多い時には1万羽程も飛来します。
画像:1・5

「雁」の弐拾肆(にじゅうし)

最後の章です。
---女は自分の家よりは二三軒先へ出迎えていた。---女の顔と岡田の顔とを見較べた。いつも薄紅ににおっている岡田の顔は、確に一入(ひとしお)赤く染まった。そして彼は偶然帽を動かすらしく装って、帽の庇に手を掛けた。
女の顔は石のように凝っていた。そして美しく睜った目の底には、無限の残惜しさが含まれているようであった。

画像:2 ・無縁坂です。北のマンション側がお玉の住んでいたあたりです。南は岩崎邸の壁。
画像:4・東京大学の塀に沿う本郷七丁目の歩道。池の端へ下りる「無縁坂」、
文京区の花「つつじ」です。

デヴァイスに入っていない漢字が有り残念です。
森鷗外「雁」1911年の作品です。この地を散策する事が出来、大変感激しました。「東京には空がない」とは昔話だねえ、ほらご覧、北海道と同じ真っ青じゃないか、ガソリンも自動車も進化しているんだねえ、長生きはするもんだ。
by abdulmajid0922 | 2014-01-19 04:14 | Comments(0)