




やすだ かん(1945年滝川市生まれ)さんの作品は札幌市内には沢山展示されています。一部を、まずは「天秘 Secret of the sky」2002 シャガール展の際の装飾に彩られた作品は道立近代美術館2階に御座います。創成川公園には2点「天秘 TENPI」2010 が展示されています。「意心帰 Shape of mind」1990~91もたれかかる事は出来ても乗り上がる気にはなれません。背後の木々の紅葉した頃には大理石も負けじと、より一層の白を際立たせます。生き物、コクーンの様に存在を主張します。北海道知事公館裏庭に設置されています。東京ミッドタウンに同名異作品が有ります。「相響」大理石特有のくすんだ部分が作品の左下に有り、そのUPです。山紫水明。水墨画の世界が現れました。これが美術鑑賞の醍醐味です。札幌市中央区大通西5丁目、大五ビル1階ロビー右側に設置されています。「生誕」2010 安田さんの別の引き出しを拝見出来ます。母と胎児のへその緒に見えますが、札幌の生まれた地と新しい芽が生えてきた様子。球と壁との接点が誠に滑らかで頭の中は感嘆符でいっぱいになりました、お見事です。美術部員の勉強になる事でしょう。札幌の名所、二条市場の前の広場に設置されています。「生棒」2010 枠の中に別の長方形を入れた作品と思っていましたが「生誕」同様一体です。声が出そうな程、驚きました。凄い芸術です。是非、触れてみて下さい。通り抜けられます。創成川公園に設置されています。余談、1986年第42回「ヴェネツィア ビエンナーレ」でイサム ノグチ氏がアメリカ代表として出品された白大理石製の「スライド・マントラ」の制作に安田さんは携わっておられました。




札幌市内には沢山の「ながれ まさゆき」さんの作品が展示されています。一部をご覧下さい。「サキモリ」。時代ですか、海上保安庁、海上自衛隊の事をすぐ思います。一人じゃ寂しかろうて2000年、2002年制作された作品を二人。2005年道知事公館裏庭に設置。「雲の砦Jr.」マトリックスはマンハッタンの世界貿易センタービルに1975年、250トンの巨大彫刻がシンボルとして設置された
事がありました。道立近代美術館前庭2004年に設置。“PONSA"長年フクロウとばかり思って軽く見過ごしていた作品、上記と同じ作家の仕事とは思えないが観察すると頭頂部の前後の鋭利さは雲の砦Jr.に見られる。1986年狸小路6丁目角に設置。「NANMOSA STOVE」人を食ったような題名1868年明治元年。灰取り出し口の唇、見る所てんこ盛り、ストーブの右手に「流」のクレジット、実に粋なやり方。1982年ニューオータニに設置されています。是非実際に見られる事をお勧めします。