思うままに


by abdulmajid0922
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2018年 11月 ( 1 )   > この月の画像一覧

e0322201_10140705.gif
《岩内郊外の安達牧場へ向かう有島武郎と木田金次郎》

〔有島武郎、死の前年の1922年(大正11年7月)木田金次郎の友人による撮影〕

服装が二人のおかれた境遇を雄弁に語っています。

e0322201_10160939.gif
《ポプラ》
1924年(大正13年) 木田金次郎31歳
油彩/カンヴァス 52.9×40.8cm
個人蔵


有島武郎好みの
明るいフランス印象派の風景画を髣髴する作品です。


有島武郎の死から一年後の作品。


1910年(明治43年)
木田金次郎17歳のとき、
札幌市内を流れる豊平川沿いのリンゴ園の中にあった有島武郎の家を偶然見つけてからふたりの交流が始まりました。

既にコロー、ミレーの作品は知っていましたがセザンヌについては有島武郎の持っていた複製画で初めて知り驚異の瞳を見張りつつ眺めいった木田金次郎でした。(木田金次郎著述文)

e0322201_16302239.gif
《朝鮮金剛山》
 1928年(昭和3年) 木田金次郎35歳
油彩/カンヴァス 45.7×61.0cm
木田金次郎美術館


展示会場で異彩を放つ唯一の透明感のある爽やかな青色ではっきりした遠近感が描かれており最も印象的な作品です。


木田金次郎は1928年(昭和3年)35歳のとき、満洲・朝鮮を写生旅行しました。

北海道以外を描いた風景画は本作と
会場で隣りに展示されている《大連風景(老虎灘)》の二点しか残っていないという貴重な作品です。

e0322201_10184374.gif
《バラ(絶筆)》
1962年(昭和37年) 木田金次郎69歳
油彩/カンヴァス 64.8×53.3cm
木田金次郎美術館

木田金次郎の死後、アトリエのイーゼルに載ったままだったという本作は、『木田金次郎 新作展』で東京、大阪、福岡、札幌を巡回した後、渡す約束をした方の為に加筆していた最中だったのでした。

リンゴ、牡丹などの静物画では鮮やかな赤色を大胆に使用しています。

散る花、咲き誇る花には周りのみんなに支えられて生きる人の儚い一生を見るおもいがいたします。

光をふんだんに描き生命力にあふれたバラの花々の赤色の濃淡が観覧者の気持ちを生き生きとさせ掉尾を飾るにふさわしい作品です。

e0322201_10223463.gif
『木田金次郎 画集』
発行/木田金次郎美術館 1999年
〈表紙カバー《春のモイワ》1961年〉


『生れ出づる悩み』出版100周年記念
「有島武郎と木田金次郎」展

2018年10月13日〜11月4日

会場:札幌 JRタワー プラニスホール


[PR]
by abdulmajid0922 | 2018-11-01 10:12 | Comments(0)